グリーンカーテン実験結果(平成25年度)

  • 「グリーンカーテン(緑のカーテン)」とは、ゴウヤやフウセンカズラなどのつる性植物を育て、窓や壁側にカーテンを作ることで夏の日差しを和らげ、室温上昇を抑えるものです。エアコンの使用量を抑えることにより節電効果をもたらし、二酸化炭素排出量を削減し地球温暖化防止に貢献します。
  • 環境衛生科学研究所では、従来実施してきたISO14001に代わる独自の新環境システムEPS(Environmental Promotion System)の省資源・省エネルギー推進活動の一環として、平成23年度よりグリーンカーテンの栽培に取り組んできました。
  • 平成25年度は、研究所の2階〜4階の6箇所にゴウヤ、アサガオ、フウセンカズラ、アビオス、パッションフルーツを栽培してグリーンカーテンを設置し、遮熱効果、癒し効果などを体感することができました。



 <生育状況>
  • プランターに苗を定植後、約2ケ月で2階から4階の各階でカーテンが完成しました。
  • 水遣りは原則として毎日行い、休日の前日には水枯れをしないように特に多めに水遣りを行いました。

5月20日 定植 6月17日
研究所正面からの風景 7月14日 完成
ゴウヤ フウセンカズラ
アサガオ(スカーレットオハラ) アサガオ(東京古形標準型)


 <効果と課題>
  • 研究所3階のベランダとベランダ付近の室内のグリーンカーテンを設置している窓際及び設置していない窓際の3箇所で昼間の温度を比較しました。8時すぎからカーテンの設置されていない窓際の温度が高くなり始め、午前中は最大3℃、その後も1〜2℃カーテンの遮熱効果が見られました。

  • 24年度と25年度にグリーンカーテンに使用した植物の相対評価を行いました。
ゴウヤ フウセンカズラ ヒョウタン パッションフルーツ アサガオ アビオス
種・苗の入手性
生長性
害虫・病気への耐性
台風(風)への耐性
葉の密度(カーテン効果)
果実(種)の収穫

◎:優  ○:良  △:可
  • ゴウヤは、カーテンとしての遮蔽効果、耐強風性、病気への強さ、種や苗の入手性、果実の収穫などから、今回植栽した植物の中ではグリーンカーテンとして最も適していると思われました。
  • ヒョウタンは栽培中に病気などにより、枯れてしまったものがありました。また、葉が大きいため、台風など強風による被害を受けやすく、葉の密度も少ないため、カーテンとしてはあまり適していませんでした。
  • アサガオは葉の数が多く栽培も容易で、ゴウヤと同じく、グリーンカーテンとして適していると考えられました。
  • アビオスは1.5m程度の高さまでしか成長せず、葉の数も少なく、グリーンカーテンとしては適していませんでした。


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