まねき屋本舗   

こちらは鹿児島弁の 詳細な補足説明のページです。

@ ソウジンさんが教えてくださった 「あちどなー」に関する説明です。

正確には「ぬきあい」と「あち」と「いて」という3つの表現があり
それぞれ違います。

まずは「ぬきあい」です。
これは、たとえば、冬の終わりから春の終わりごろに暖かいより少し暑いに
近い気温になるようなとき、「きゅな、ぬきあいなぁ〜」
(今日は、ちょっと暑いよねぇ〜)という風に使います。

2つ目は「あち」ですが、これは、夏の真っ盛りや太陽がかんかん照りで
暑いときに、「んな、きゅなあちあい」(いやぁ〜、今日は暑いねよぇ〜)
という風に使います。

そして、3つめの「いて」ですがこれは気温ではなく体感で感覚です。
たとえば、お風呂を沸かして熱いを通り越してもの凄い熱いときに、
「こん湯な、いてあい〜」(このお湯は、熱いよ〜)という風に使います。
もちろん、1つめの「ぬき」や2つ目の「あち」も使います。
熱さレベルでいうと「ぬきあい」→「あち」→「いて」という順です。

また、「いて」標準語と同じように何かが自分の肌に触れる、刺さる、
切れる、血が出るというようなときにいう「痛い」というのと同じように 「いて」と使います。


A 続いてソウジンさんのご意見です。

まりあさんの投稿なさっている「かんさあ」という意味ですが、
半分正解半分間違いです。
「かんさあ」は確かに神様という意味ですが、仏様という意味は無いです。
仏様という言葉をあらわす鹿児島弁は「なんなんさあ」です。
念仏を唱える「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」というところからきているのです。

でもひょっと、すると鹿児島でも微妙に意味が違ったりしていることがあるので
100%そうだということは言い切れません。
でも、十中八九は正しいはずです。

もし、まりあさんが鹿児島の育ちであれば、まりあさんの祖父母以上の方は
「かんさあ=神様」「なんなんさあ=仏様」ということがその通りだと言われると思います。


B 石野さんの「ぐるい」に関する説明です。

手荒い櫛捌きに、禿の周りにわずかに残っている髪の毛まで毟り取ってしまった・・・
という「さつま狂句=鹿児島弁で詠む川柳」です。畑んぐるい(畑の周囲)、
墓どんのぐるい(お墓の周り)てな具合に使います。


C 石野さんの「まくじっ」に関する説明です。

胃をまくじっ=耐え難いほど胃が痛む時に言う。チクチクする位では
「まくじっ」とは言わない。ビンタ(頭)をまくじっ=頭が混乱する事。
ややこしい事を考える時、手に負えないような問題を抱え込んだ時・・などに使う。
猪(いのしっ)がまくじった=猪が稲の中を転びまわって稲を台無しにした時・・に言う。
畑の作物でも猪が荒らしたら「猪がまくじった」と言う。


D 石野さんの「やっせんぼ」に関する説明です。

やっせん=役をしない から発生した言葉です。
鹿児島弁で しないを「せん」と言います 勉強をしない=勉強をせん「ぼ」は
坊から来たと思われます。「ぼ」は坊主とか坊や、奴の意味です。

使用例
あいげんかかを(あいつの女房を)ふっかいちょい(副会長に)たのだどん(頼んだけれど)
、おやっが(亭主=旦那が)やっせんぼじゃっで(決断力が無いので)やっせんじゃった(駄目だった)。