ニコン COOLPIX990
COOLPIX990
  デジカメとしては2台目。買うとき(2000年7月)には、やはりオリンパスCAMEDIA C-3030ZOOMと迷いました。今ほど300万画素&3倍ズーム機が多くなくて、しかもマニュアル操作の豊富なカメラはこの2台くらい。で、決め手は「ニコン」ブランド?
 普段持ち歩くのには最後まであの大きさが気になりました。何度店頭で手にしたことか。でも今ではもっと大きなデジカメもたくさんあることだし、レンズを回転できるので思ったほどにはかさばりません。むしろ、いつも一緒に持ち歩くコンバージョンレンズに困る始末です。
 そのコンバージョンレンズはYahoo!オークションで、ワイドと2倍テレのセットでGETしました。特にワイドコンバージョンレンズは想像以上の効果です。35mm版で24mm相当の画角はかなり広い範囲を写せるだけでなく、遠近感も強く出ます。テレコンバージョンレンズは2倍なので最大230mm相当になりますが、こちらは結構手ぶれが心配になります。これじゃ手ぶれ補正機構なしの10倍ズーム機はとても手持ちでは使えそうにないな。。
 しかし非常に多機能ですがコマンドダイヤルと十字キーの連携でメニュー操作自体などはほとんど苦になりません。ただ「MENU」ボタンだけがやや押しにくいのが気になります。コンバージョンレンズを使うときにはメニューでの切り替えが必要なのですが、「MENU」ボタンをその都度押しては切り替える手間は、コンバージョンレンズの脱着以上に面倒です。時々切り替え忘れるし。
 回転式のレンズは一度使うとクセになります。とにかく構えるのが楽です。しかしそれも横位置の場合で、縦位置ではかえって見にくいこともあります。そもそも液晶モニターの画面はあまり明るくないので、特にマクロでのピント確認などではコツが必要です。あらかじめメニューでフォーカスのピーキング表示をONにするとピント合わせがしやすくなります。
 特筆すべきはグリップの良さです。多くのデジカメに見られるように、グリップの部分に電池を納めています。単3型充電池を4本入れるため、COOLPIX史上最大のグリップの大きさになりました(COOLPIX995は専用電池のため小型化)。手の小さな女性などでは大きすぎるかも知れませんが、私にとっては恐らくすべてのデジカメの中では最高に持ちやすいグリップだと思います。収納性やデザインを気にしてかグリップの部分の大きさが中途半端なものが目立つのですが、やはり手の中でしっかりと密着させるのにはこのくらいの大きさが必要です。またかなり広い範囲にゴムのシートを張ってあるので、よほどのことがない限り手からすり抜けることはありません。しかも右手で多くのスイッチやダイアルの操作ができるのですが、左手が要らないほどグリップしたままで操作できます。
 画質に関しては、補色系フィルターということもあってやや地味目です。彩度は低く比較的アンダー気味に露出されます。しかし解像感は非常に高く、初期の300万画素機としてはトップクラスでしょう。レタッチ次第でかなり上等な画像に仕上がります。400万、500万画素機が出てきましたが、買い換えに迷いますね。それくらいいい画質です。
 ニコンのネット通販で「テレスコ・マイクロ」という商品を販売しています。これは本来単眼鏡なのですが、ルーペにもなるだけでなく、デジカメのレンズ先端にねじ込めば超望遠レンズの代わりになります。35mm相当で900mmにもなるので、遠くの建物なども大きく写せます。当初生産が追いつかずネットオークションでもプレミアが付くこともあったのですが、新色の追加とともに生産が安定し今では即納状態だそうです。おもちゃとしてはおもしろいのですが本格的な望遠レンズには画質面でも操作性でもかないません。
 ちなみにこのCOOLPIX990のインプレッションが月刊「デジタルカメラマガジン」2001年4月号「読者による読者のためのデジカメインプレッション」(P133)に掲載されています。なにげに書いて送ったら掲載されたので驚きました。
 さてCOOLPIX990には、同995という後継機が出ています。しかしズームを4倍にしたためにレンズが暗くなったりと、やや魅力が半減しました。さすがに食指が動かずにいたのですが、そこはニコン、COOLPIX5000という強力な武器を用意しています。28mm相当からのワイドなズーム、500万画素CCDとともにかなりの高画質を期待できます。今から楽しみです。