GSX-R1100の系譜

ウィリー祐一編集・中古車バイヤーズガイド

世代

年式

型式

冷却

排気量

性能諸元ps・kg-m/rpm

重量

タイヤサイズ

Fサス

第1期

1986

GSX-R1100 G

油冷

1052.5cc

130/9500 10.3/8500

197

110/80/18 150/70/18

正立

1987

GSX-R1100 H

1988

GSX-R1100 J

199

110/80/18 160/60/18

第1世代は結晶断面アルミダブルクレドールフレームを採用し、耐久レーサーのGS1000Rを意識した腰高な作り

第2期

1989

GSX-R1100 K

1127.7cc

143/9500 11.9/7250

219

120/70/17 160/60/17

1990

GSX-R1100 L

130/60/17 180/55/17

倒立

 

1991

GSX-R1100 M

145/10000 11.6/7500

120/70/17 180/55/17

1992

GSX-R1100 N

エンジンに小変更、グラフィック変更のみ

第2世代はフレームが一部鋳造パーツを用いた現代的なアルミダブルクレドールとなり、89’までが正立フォーク、90’以降から倒立フォークとなる。また第2期は前期・後期に分けられ、前期のカウルはライトカバー無し、91’からの後期モデルはライトカウルの付いた現代的なスラントノーズカウルとなる

第3期

1993

GSX-R1100 WP

水冷

1074.5cc

155/10000 11.9/7250

231

1994

グラフィック変更のみ

 

1995

GSX-R1100 WQ

221

1996

グラフィック変更のみ

1997

1998

第3世代は、ついにフルモデルチェンジ。エンジンは油冷から水冷に、フレームも一部5角断面アルミダブルクレドール、フロントブレーキは市販車としてはいち早く6ポッドとなる。

第3世代も95’に小変更が有り、全体的な軽量化が施されてこれ以降が現行モデルと言える

GSX-R1100の中古車は年式によってもタマ数がバラバラだが、ポイントを押さえて探せば長いつきあいの出来るバイクだと思うよ。

第1世代はまさに古き良き時代、シュワンツと辻本がヨシムラ時代の黄金期を送った世代であり、歴史的にはコレクションするには良いマシンなのかもしれないが、ホイルサイズが18インチとか、デザインもオールドバイクの域を出ないので、”走るためのバイク”としては向かないであろう。

第2世代はマシンにかなり手の入った時期であり、ヨシムラが全日本で黄金期を送った時代とも重なるので、アフターパーツは今でもかなりある。それに特筆すべきは足周りもホイルサイズが17インチ、フロントサスも倒立が採用された世代であり、少し手を入れてやれば現代のマシンと比べても遜色は無いだろう。油冷エンジン最後となる92’モデルは俺的にもほしいバイクの1台だ。

第3世代はフルモデルチェンジとなり、エンジンも油冷から水冷にバトンタッチ、カウルをはずして官能的なエンジンの外観を眺める楽しみが無くなってしまったモデルだ。95’モデルからは現行モデルと違うのはグラフィックのみといえる。



と、言うわけでもし俺が勧めるとすると、

1.値段で選べば
1990モデル。なぜかと言えばホイルサイズが17インチ、フロントサスも倒立と”走りの要素”がある。

2.俺的にほしいモデル
1992モデル。油冷最後のモデルであり、外装もスペックも一番納得できるモデルと言える。走行距離が少なければ1991でも妥協出来る。

3.純粋に早さを求めるなら
1993モデル以降。この年からエンジンが水冷となり、これ以降は大幅な設計変更が行われなかったこともあり、値段と相談しながら年式を選ぶことになるだろう。