むじーく日記もくじ

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むじーくCD日記2001〜2002
JIMMYが購入したCDについての一言感想。

JIMMYの名盤100選
(現在26選)

02/02/26
小沢健二「Eclectic」
文字化けした感じのノイジーなジャケット画がこのアルバムのカオスな雰囲気を最もよく伝えているのかもしれない、そんなオザケンの実に5年ぶりのNEWアルバム。
しかし、彼は何をそんなに悩んでいるのだろう?長期休業中の彼にはどうやらいろいろ悩みがあるらしいということは、雑誌の記事やインターネット情報で流れていたが、苦しい胸のうちからしぼり出されたような曲が続くのを聴いていると、なんだかツライなあ。
よく練りこまれた歌詞と曲は相変わらずで、今まで聴いたことがない、独特の世界だ。つまり、とてもよく出来たアルバムなのだ。
だが、私はウソだかホントだかわからない、抜けた明るさをもつ彼の曲が好きだったから、ちょっと残念。コレが彼の到達点ではなく、通過点となって、雨降りの後の青空のような作品を作ってほしいと思うのは、素人のおせっかいな意見かなあ。
02/01/23
中村一義「キャノンボール」
ガリガリ鳴るギターで始まる、勢いのあるロックンロールといった感じの曲。彼はデビューアルバム「金字塔」の頃の1人自宅録音野郎から徐々に仲間を増やし、今回のシングルから、新たなバックバンドHYAKU−SHIKIを迎え、一層のびのびと音を出し、歌っている。歌詞もひねくれを押さえたストレートなメッセージとなり、なんだか社会復帰して友達が増えたことを喜ぶかのようだ。
これまでのギミック満載の頃に比べると薄くなったような気もするけれど、とりあえず彼が自らの才能と努力(と、運)で手に入れた今の幸せを共に喜んであげたい。
でもここでエンドマークじゃないだろう、更なる発展、終わりなき旅路を見せて欲しいものだ。
LIVE音源が収録されているということは、彼が歌うということに楽しみと自信を感じつつあるということで、初期の宇宙人ヴォイスマンから、地に足のついたヴォーカリストになってくれるのではないかという期待がある。そのとき、彼はシアワセを求める探求者から、与える伝道者として、私らに新しい世界を見せてくれるのではないだろうか。
01/12/31
2001 JUNK MOBILE CD AWORD
実は1994年からひそかにやっていたのであるが、SITE開設を機にこうして公にできるようになったことはたいへん喜ばしいことであるよ。
洋楽部門
NEW ORDER「GET READY」
つうか今年洋楽の新譜はこれしか買わなかったかも。後はリイシューばかり。キング・クリムゾンとかXTCとか。最新の洋楽を聞かなくなったことは、私がついに音楽をゆっくり聴く機会を失いつつあることをあらわすのか、邦楽を聴く比率が圧倒的に多くなったのか?
邦楽アルバム部門 
奥田民生「CAR SONGS OF THE YEARS」

PITTICATO FIVEやSUNNY DAY SERVICEなどの相次ぐ解散によって実は不作の年だったのか?1月発売のベスト盤的内容のこのアルバムが今年のマストとは。でも車の中に入れっぱなしにしてホントに良く聴いた。新曲や既発曲の新録音がとても素晴らしい出来なのであった。しかし、その後に出た彼のシングルはイマイチだったのが残念であった。やっぱりこの人はセルフプロデュースがいいよ。
他に車の中に常駐していたのはP−Xのベスト盤「PITTICATO FIVE R.I.P. Big Hits and Jet Lags 1998-2001」つくづく解散が惜しまれる。期待していたホフディランのアルバムがイマイチ地味だったのは痛かった。しかし、年末滑り込みで良かったのはBUFFALO DAUGHTER「I」でもこれ、洋楽扱いでもいいかも。そんなボーダレスを感じる21世紀。ムーンライダーズ・トリビュート盤「MOON BOSSA」は肝心の本人たちの新譜より良く聴いてる。アレも悪くないんだけど、往年の曲たちはホント素晴らしかったなあ〜ということなんだね。
邦楽シングル部門 
三人祭「チュッ!夏パ〜ティ」
とにかく今年は我が家にモーニング娘。旋風が吹き荒れた年であった。モー娘。本体もタンポポもミニモニ。も良かったけれど、その中でも神薫の強いリクエストで、この曲が邦楽シングル大賞に決定!
「あいぼ〜ん、今日も可愛いよ〜」(ヲタ声)
いわゆるモー娘。関連の音源をたくさん聴いたおかげで他のがおろそかになったという説はあるが、ホフディラン「GET READY!!」は年末滑り込みで良かった、来年に期待だ。曽我部恵一「ギター」もね。そして忘れちゃいけないくず「ムーンライト」雨上がり決死隊の宮迫には、2001 JUNK MOBILE 芸人 AWORDをね。
01/11/03
王様「想像してごらん」

洋楽の有名どころを日本語直訳カバーして一躍有名になった王様、しかし、ヒットした「深紫伝説」「鉛の飛行船伝説」以降の作品はほとんど知られていないのである。そんな「一発屋」扱いされている王様であるが、実は売れなくなってからの作品の方がイカスのである。今回紹介するのはジョン=レノンのカバーミニアルバム。タイトル曲は勿論「IMAGINE」、他に「精神遊び」「やきもち男」「幸せなクリスマス」「愛」元ネタわかるかな?
王様の偉い所は、バックトラックを完コピというか「完全再現」しようとしていること。決してふざけていない王様の本気がそこにある。「想像してごらん」では特に力が入っていて、参加ミュージシャンも告井延隆(センチメンタル・シティ・ロマンス)、根岸孝旨、古田たかし(Dr.strenge love)など、本気度の高い人ばかり。
実は私、王様のサイン入りCDを所有しているのだ。昨年の「接吻伝説」発売記念インストア・ライブで、ちゃんと「Jimmy様」とタメ書きが入っている、なかなかのレアアイテムである。
最近はTVの「あの人は今?」みたいなコーナーに出演したりしてるけど、まだまだ元気に活動中、みんなも応援しよう!しかし問題はCDがなかなか売ってないこと。「深紫伝説」「鉛の飛行船伝説」あたりは中古でよく見かけるが、最近のは新譜のデッドストックを粘り強く探すしかないかも。お勧めは「浜っ子伝説」、「いい振動」なんかホントよく出来ているよ。
01/10/27
スガ シカオ「Sugarless」
前回はPNUさんの好みでモー娘。関連3連発だったので今回は私だけの好みで。
なぜかスガシカオはPNUさんのストライクゾーンに入らないらしい「なんかフツー」だそうだ。私は高音域でも渋みのあるこの人の声が好きでね。カラオケだとキーが合わないので悔しいのだが。
あと、歌詞も好きだ。この人はデビューが30歳と遅いので、歌詞世界も大人のそれである。ちょっと違うな「大人になってしまった人」のそれだ。
わたしが30になってわかってしまったことは「若いウチはわからんことがたくさんある」というごくごくあたりまえのことだ。ホントはこんなことわかりたく無かったよ、誰だって歳は取りたくないものなんだから。
若い頃デビューしてしまうとその頃のイメージに周りも本人も引きずられて不自然な大人になってしまうことが多いのだ。(ここで引き合いに出すのはどうかと思うが、例えば尾崎豊なんかは成人してからヒット曲を作れなかった)それまで「敵」だった、そして敵として攻撃することによって周囲から喝采を浴びていたのに、自分がその敵の仲間入りをしてしまうのだから、やるせないよなあ。こきたない大人を軽蔑していた若者は大人になってからどうするのであろうか、スガシカオは、デビューが遅いが故に、最初から大人なのだ。そして、こきたない大人として、私たちに歌いかけてくるのである。例えば、1曲目の「マーメイド」では、こんなふうに。
♪君はぼくをどんな風に思う?許せないくらい醜いのかな…
01/10/27
電気グルーヴ「VOXXX」

先日NHK−BS2のLIVE番組で活動休止が発表されていたので、現時点で最新のオリジナル・アルバムである本作をちょいと聞き返してみた。実際あんまり聴き込んでいなかったのだ。先行シングルの「Nothing’s Gonna Change」や「flashback disco」は発売当時から結構好きだったのであるが、他の曲、特にボーカルと言うか「声」の入った曲がパッとしなかったのだ。先述の活動休止発表の番組でしきりに言われていたのは「電気グルーヴとはピエール瀧」ということである。彼を使ってどんなパフォーマンスができるかが命題なのだとしたら、現在そのアイデアが無いということなのか。まあ音だけなら卓球のソロでも良いわけで、休みどきなのかな、と思う。もしなんか愉快なことを思いついたら帰ってくるだろう、その時をのんびり待つことにしようか。
01/10/05
モーニング娘。「ザ☆ピ〜ス!」
ミニモニ。タンポポときて、いよいよ本家モー娘。である。まあ3部作完結編といったところか。この文を書く前にモー娘。ファンというかモーオタさんのSITEを見たけど、彼らのパワーは凄いね。なんか書くのがはばかられるよ。まあいいや、気にせず行こう。
なんというか、今回のテーマは「モー娘。9人体制は素晴らしいなあ」ということである。それぞれのキャラを生かすのならこの人数が限界ではないだろうか。10月後半から新メンバーが入って13人になったら、個々の活躍の場が単純に減ってしまうので困ったもんだ。PNUさんは加護亜依の出番が減るので憤慨しておる。
そしてこの曲はとても面白い、珍曲だ。最初の野太い掛け声風のラップ(ピースラップと言うそうな)で一発カマした後も、次々曲調が変化する大サービスな展開だ。それぞれのパーツはバラバラなのに、ギリギリの所で上手く収まってるのもなかなかホホウである。歌詞も愉快。恋愛を一応の題材にしているようでいて下世話な日常の事柄を歌い、それが平和でシアワセな暮らしを描き出している。(下世話な歌詞、曲を組み合わせるバラエティ楽曲路線はつんくがシャ乱Q時代から得意としている。シャ乱Qは所詮むさい男の集団なのでアクが強すぎて抵抗があったが、女の子にやらせることによって可愛らしさのオブラートに包むことができる。モー娘。が成功した理由の一つだと思う)第4期加入メンバーが入って1年、それぞれのキャラクターがしっかり確立してきたのも大きいな。でも新メンバーが入ったらイチからやり直しか、大丈夫かなあ。
それにしてもPNUさんを加護亜依ファンにして良かったよ。セーラー服の女の子が歌い踊る姿をTVで見てもノープロブレムだもんね。これで我が家もピースピース!
01/10/03
タンポポ「恋をしちゃいました!」「乙女パスタに感動」

また熱狂的加護亜依ファンであるPNUさんに配慮してこんな題材である。が、実を言うと私JIMMYはモー娘。関係のユニットで一番良くできているのはタンポポ(第2期)だと思っているのでココで取り上げたのだ。
「LOVEマシーン」が大ヒットしたモー娘。はその延長線上のインパクト重視で奇をてらった曲が多くなり、「モーニングコーヒー」や「MEMORY〜青春の光」のようなしっとりとした叙情のある楽曲が少なくなった。しかしタンポポはそんな叙情路線を色濃く残している。コレはタンポポ構成員が往年の正統派アイドル路線を踏襲するキャラクターを持っていること(特に飯田は松田聖子に強い影響を受けているし)、比較的歌が上手いので表現に幅を持たせやすいことからだと思う。(プッチモニ。は市井がいた第1期に比べ表現力が落ちた。ヨッスィーもっと歌上手くなってくれ)
というわけで私はタンポポの曲に深い味わいを感じるのだ。特にこの「恋をしちゃいました!」や「乙女パスタに感動」では、未成熟な女の子が恋に恋する様を表現する上で(神薫に気を遣うわけではないが)加護の存在は大きいと思う。
♪tututu…綺麗にならないかな!?   …その意気や、良し!
あと、「恋をしちゃいました!」C/Wの「BABY CRY」もなかなかの佳曲。珍しくビートルズっぽいというか奥田民生っぽいギターの音が入っているが、構成員の歌が達者なので結構サマになっている。シェキドルよりパフィーっぽいよコレ。
01/09/22
ミニモニ。「ミニモニ。テレフォン!リンリンリン」
NEW ORDERの次はコレかい!というツッコミが聞こえて来そうではあるが、今ウチで最もパワープレイ中のCDについて語ろうとすると、どうしてもこうなってしまうのである。まあ私の謀略によってすっかり加護亜依ファンになってしまったPNUさんの機嫌をとるために常にこの曲を流しているのであるが。
情報化社会というヤツが成熟し、人々の趣味が多様化した現代では、多くの年代に注目される曲がヒットする。お子様にもアイドル好きの大きなオトモダチにも受けるミニモニ。やりやがったなつんく。9月半ばというセールス時期は運動会の「おゆうぎ」に取り上げられることを狙ったものであろうし、子供がいじりたい携帯電話、コンパクト、カメラなどの小道具もキャラクター商品で一発当てたい大人のタクラミが見え見えだ、まあ大きなオトモダチはそんな事情も承知の上でお楽しみなのであるが。
とにかく、私も「よく出来たキャラクターたち」を楽しんでいたいと思う、クルクル動き回り、元気に歌うメンバーたちはとっても可愛らしいし、ちょっぴりシアワセな気持ちになるのである。
01/08/21
NEW ORDER「Get Ready」

ちょいと思い出話を。高校時代の友人シュトー君は、飄々としてクールな男であった。いわゆるフツーの人々とも上手くやっていたが、実は「ロッキング・オン」などを購読し、あまり一般の高校生が聞かないような音楽を聴いていた。クラブ活動の時間で英語の歌のCDを聴くときも、他の生徒がマドンナやマイケルジャクソンなどを持ってきているのに、XTCの「スカイラーキング」なんぞを持参していたようだ。(このへんは昔のことで記憶が定かではない)
そんな彼がクラスで評判の変わり者の私と親しくなるまでには、結構時間がかかった。卒業間際に友達ゾーンに滑り込み、といった感じかな。しかし卒業後の2〜3年はほんとに良く遊んだなあ、一緒にバンドをやろうかとも言ってたもんな。結局頓挫したけど。
そんな彼は私に洋楽を聴くきっかけを与えてくれた。前述のXTC、そして、ニューオーダー。当時は前者にハマり、後者はピンとこなかった、カルーいダンスミュージックに聞こえたのだ。「ブルー・マンデー’88」じゃしょうがないか、運が悪かった。どちらかと言うと前身のジョイ・ディヴィジョンのほうがわかりやすい重さ、暗さがあって当時の皮肉屋気取りの自分にはお気に入りだった。でも、この頃はもっぱらニューオーダーを良く聴いている。過去のイタいこと(ジョイ・ディヴィジョンは、ボーカルが首吊り自殺してポシャった)を引きずりつつ、ふらつきながら生きる、または踊る(ように生きる)ためには彼らの音楽はうってつけだ。ダンサブルでセンチメンタル、ユーモアとペーソスだな。今日発売されたばかりのこの8年ぶりの新作も、繰り返し聞かれるだろういい音を出している。そうそう、この耳鳴りみたいに響く味わい深いへったくそなギターの音だよ、ボーカルもへっぽこ、歌というより語りだ、相変わらずだなあ、バーナード・サムナーは。久しぶりでも元気そうだ、ほっとするねえ。シュトー君とはもう何年も会ってないけど、きっと君も似たような気持ちでこのアルバムを聴いているんじゃないかな。過去がイタくても、今もへっぽこでも、俺ら生きててそこそこやってきたじゃないか、結果オーライだよ。これからだって、もちろんそうさ。


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