BOOKTABLE
娘。関係の出版物の感想など。総評の★(5つで満点)はあくまで主観ということで。

『ミニモニ。サンタのクリスマス』
もとしたいづみ、松成真理子(竹書房)
2002年11月初版発行
 ミニモニ。といえば子供。そんな、純情なお子様ファンのため?に出版されたらしき、ミニモニ。絵本である。恐ろしいことに、ミニモニ。の写真は本の《オビ》にしか載っていない。そんなん、オビ取ったら終わりやんけ。
 で、なかみ。ミニモニ。の4人がサンタさんに任命される。んで、ひとりひとり子供たちにプレゼントを配りにしゅっぱあ〜つ。みんなそれなりに任務をこなしていく。が、しかし。最後にひねこびたガキに出会う。Xmasが幸せだったためしがないとかぬかすガキンチョのために、ミニモニ。が一肌ぬいで(注;服はぬぎません!)楽しいパーティをひらく…めでたし、メデタシという感じ。
 うーん、私が納得いかないのはヤハリ作画ですなあ。全員カオでは見分けがつかんのである。似顔絵通信簿があったら、このえほんの成績は1じゃ。コケシみたいな顔なんて、そんなの誰が喜ぶのか??
 そして、衣装!サンタのコスプレにミニモニ。特有のオレンジ色のチェックがパッチワークされているのだ。服のデザインはなかなかカワユイが、着ているのがコケシたちなので嬉しくもなんともない。ミカ(らしきコケシ)の衣装なんて、アメリカの国旗・星条旗柄がこれでもかとプリントされている。私の記憶が確かならば、ミカって日本とアメリカのハーフじゃなかったっけ。彼女のニホンジンとしてのアイデンティティが抹殺されているような。最も許しがたいのは、加護ちゃんの衣装がグリーン・サンタ!!なこと!加護ちゃんはピンクが好きな乙女なのに「ハロモニ。」の『河童の花道』コ−ナーといいこの絵本といい、なぜにピンクの補色の緑を着せるのかッ。これは加護ちゃんイジメなのか!?
JIMMY君にこの義憤を伝えたところ、「加護と辻の見分けをつけるためじゃないの?」と言われた。見分けのためなら、ののたんミカちゃんをトナカイ着ぐるみにしてしまえば良かったんでないか。
 何の意外性も盛り上がりも無いお話なので、大人が買う価値は皆無。ミニモニ。メンバーの感想もなし。ミニモニ。というユニットが子供向けというタテマエの裏に秘めた、にじみ出る色香やコスプレの
背徳と非日常性はコケシのごとき絵にすることにより完全に失われているので、お子様に与えるには毒が無くてよかろうと思う。大人であれば1分で読めてしまう内容だから買うこたーない。
 こんなつまらん内容であっても、これがストーリー仕立てフォトブックであったら980円でも買ってしまっていたであろう、そんな自分がちと恐ろしい。
(02/12/26・PNU)
『ミニモニ。におまかせっ! 1 学園祭はドッキドキ!?』
楠未莉
ミニモニ。文庫・竹書房)
2002年11月初版発行
 某オオモノ萌え系絵師が表紙&ポスター。なぜかキャラがあんましイキイキしていない…。中身は別のヒトが挿絵を描いている。
 買う気が無かったんで、本屋でオール立ち読みしちまいました。お子様向けのウスクチなんで、スグ読めます。巻末には矢口真里本人の感想が載ってるんで、ちと迷ったけれども、2度も読み返さないと思い購入断念。
 お話はですね、やぐタンがライブで10年肌身はなさず付けていたブレスレットを落としちゃうんですね。ここで、やぐはそんなブレスレットなんて付けてないぞ!と疑念がムクムクわくのであった。それはライブに来てた女の子に拾われ(ライブ中客席にンなモンが落ちるなんて、危なくないか)、その子は「矢口さんのファンなんですー」つって届けに来るワケですよ。そしたらイキナリ矢口から友達認定ですよ。スゲーな、うらやましーなー、シンデレラストーリーだなあ。そんなカンタンに友達になってくれるんならば私もなんか拾いたい。
 そして、我慢ならんのはまたも加護ちゃんの扱い。「矢口ファン」を自称する少女に向かって、
「矢口さんのファンだなんて、趣味悪くないですか?」
と発言!ひでえ、ひどすぎる!天使のような、ていうか天使である加護ちゃんに、あーた何ということを!!加護ちゃんは、そんな意地悪っ娘じゃないんだああああ!!!(血涙)漫画「ミニモニ。インストール」といい、随所で加護ちゃんを悪役にするのが流行っているようじゃないかっ。なにか陰謀を感じないか?加護ちゃんを愛するみんな、今こそ立ち上がるのだ!!
 物語はその後、学園魔法ストーリーになり、オウムがしゃべりーの、ケガして大流血だのミニモニ。が魔法闘争に巻き込まれるという感じ。展開はセンチで陳腐でオトナにゃタイクツ。いい子ちゃんがいいことをするお決まりの物語で、(呪文を覚えられないあいぼんとのの、というのは少し良かったけど)とくにどうということは無い本なのだった。
 しかし、お手紙書いたらオトモダチのためにあのクソ忙しいはずのミニモニ。が来てくれるなんて、ふんとにうらやましいものだなア。読んだこどもたちがおかしな誤解をしそうだ。どうせ魔法をからめるのなら、ヘタに学園に絡めておとなしくまとまるよりか、実はミカはハワイの魔女の末裔なんだとか、矢口が宇宙人から謎のヘルメットとマントをもらって平和のために戦うんだけど、正体知られるとパーになっちゃうとか、もっとムチャクチャな話の方がかえって良かったかも。
(02/12/26・PNU)
『モーニング娘。×つんく』
インタビュアー/能地祐子(ソニーマガジンズ)

2002年9月27日初版発行
 モーニング娘。13人(卒業した後藤真希を含む。)全員および中澤裕子、市井紗耶香が「モーニング娘。」について語りたおした豪華絢爛インタビュウ集!!育ての親・つんくの語りと世界史年表をホウフツとさせる、モー娘。の歴史も付いており、大満足の出来。では、以下に見所をば。
〈つんくの本音満載裏話!!〉
 私はこの本ではじめて知ったのだが、つんくは娘。全員の声帯の写真を持ち、比較検討してるそうだ。イヤーッ!なんて、ド変(以下略)!!
 印象に残ったのは、つんくがモー娘。に求めているもの。モー娘。は人数が多いから、人目にとまりやすい。問題は、そのあと。一瞬目立つだけで忘れられるのではなく、さらに視聴者をひきつける衣装や楽曲、振り付けをトータルで考えているということ。このへん、全然関係は無いのだけど、故・手塚治虫が「雑誌の連載漫画の中で目立つ」ために、「三つ目がとおる」のヒーロー、写楽のオデコにバンソウコウを貼ったというエピソードを思わせる。売るための戦略がちゃんと組み立てられており、売れるべくして売れたのですな。
〈娘。たちのココロをハダカに剥いちゃうドキドキインタビュウ!!〉
 各メンバーインタビュウでは、まず1p目に写真&プロフィール、インタビュアーによる各娘。への一言コメントが載っている。このコメントがまた、ひとりひとりの娘。の個性と本質を鋭くあらわしていて素晴らしい。なにしろ、加護ちゃんなんて「加護亜依は天使だ。」呼ばわりですよ!ウヒョー!! ページを繰れば、優れたインタビューにより、娘。たちの内面が鮮やかに浮き彫りにされている。TVでは目立たなかったあの娘。やこの娘。はこんなことを考えていたのか、と興味は尽きず、好きなあの娘。はますます好きに、苦手なあの娘。も「ガンバッてんじゃん?」と素直にみとめることができる。娘。たちがグッと身近に、グラビアやブラウン管の中の虚像としてではなく、フンワリあったかい等身大の女の子として実感できる稀有な本だ。全員の「モー娘。でのあなたはどんな人?」と「モー娘。MY BESTソング」も掲載されていて面白い。写真も多数、立ち読みですますには、あまりに情報量が多いぞ。ファンは迷わず買い、である。
 一つ不満を言うと、吉澤とゴマキは文中で「Mr.Moonlight」についてせっかく言及しているのだから、プロモでの男装写真を掲載しといてほしかったなあ。だってすげえカッコいいんだもん、そんじょそこらの男の子顔負けだよ(なっちもね)!
 第4次追加以降のメンバーのほとんどが憧れとして名を挙げ、モー娘。の顔であったゴマキがソロオンリーとなる。後藤真希の卒業を迎え、これからのモー娘。の動向が気になるところだが、それはこの本をTEXTとして読みこむことにより、ある程度予測できるかもしれない。それほどメンバーの内面や志向が抽出されているからだ。実に面白く、資料性も高い良い本が出来たものだ。
(02/10/13・PNU)
『ミニモニ。ラブ インストール』作画/亜都夢(蒼馬社)
2002年6月6日初版発行

〈総評〉面白さ:★★ 実話度:★★ 似顔絵度:★ ツッコミどころ度:★★★★★ 対象:15歳以上
    見所:実在するのかはナゾのケッタイなコスチューム
        新メンバー紹介カットでの美化30000%の小川&なぜか触覚娘の高橋
        目つきが異様にこずるく、ヤクザ系キャラとして描かれているつんく
        クネクネきしょく描かれたバカ殿志村けんの指毛 
 ミニモニ。ネタの漫画だが、なんだかすごいのである。何がすごいって、
カバー絵を見て、誰が誰だかわからないところ。辻加護の区別がつかないなんてもんじゃないのよコレが。とりあえず、キンパツは矢口だとして、緑の髪の少女はダレ?茶パツの少女は、キバ生えてるから、辻?猫耳の青い髪の少女はいったい?等々、ナゾがナゾを呼ぶ表紙。似顔絵が似せにくいことで定評のある矢口はともかく、どんな人でも辻だけは似ているものだが(辻はタレ目に開きがちなお口、カワイイ八重歯というポイントがあり、初心者でもそれなりに似せることが可能)…興味をそそられ、思わずコミックスを購入。
 まず、巻頭のカラーイラスト。誰が誰なのか、推理するタノシミがある。
 そして、見開きのメンバー紹介ページ。イラストはお洒落なのだけど、やはり似ていない!クセのある絵柄というものを考慮して、似てる似てないをひとまずおいておくことにすると…。セクシー8を先読みしたかのようなやぐタンやコスプレな加護ちゃん、実写だったら絶対似合わねえお色気辻はムードある出来だが、ミカはもうアンタ誰?状態。なぜか黒人だし。
 といった感じで、本編もゴイスー(死語)。自分だけに写真集の仕事がきたことにより、ミニモニ。のみんなとの結束を壊してしまうかも…と悩むやぐタンから始まる物語。そこへ、励ましにやってくる色男のジャーマネさん(ホストのごとし)。アングルも凝っているし漫画としてのツカミは良いのだろうが、のっけから、矢口のキャラをハズシてるみたいな?
 ストーリーには「矢口がミニモニ。設立のいいだしっぺであること」「ハロモニ。番組内での腕相撲対決」などなど、事実もたくさん盛り込まれているのだが、悲しいかなキャラがついていっていない。
 とくに加護の扱いはヒドイものがある…あんなに意地悪っコじゃないハズなのに。どうしても現実の彼女らとのイメージのギャップが違和感となっている。オトナっぽくはなっているけど、可愛さバクハツの生のミニモニ。の魅力は皆無と言っていい。私はTVや雑誌で見ている偶像としての、イコンとしての彼女らしか知りえないために、真実の姿はこの漫画の方なのだという可能性がないとは言えなくもない、かもしれないが。
 読後の感想は他のモー娘。関連の漫画と何ら変わることなき「悩みながらもガンバるいい子チャン」の物語であった。ただし、つんくは好感度0%のイヤなヤツとして登場している。一休さんの将軍並みの無理難題をいたいけな10代の少女にふっかけるところなんかは、まさに極悪。逆らったら、人身売買組織に流されそうな雰囲気であった。
(02/10/13・PNU)
『ミニモニ。やるのだぴょん!』作画/もりちかこ(小学館)
2002年5月20日初版発行
〈総評〉面白さ:★★ 実話度:★ 似顔絵度:★★★★ カワイー度:★★★★★ 対象:小学生 
    見所:かわいいキャラ(とくに辻ちゃん)
 ものすげー可愛い4頭身キャラの咲き乱れる、イエローを基調とした表紙は、書店に平積みされて燦然と光を放っていた。相方JIMMY君が購入。私は買う気がなかったのだ。なぜなら…こんなに絵が上手いなら、わざわざアイドル企画モノなんてやる必要ねーじゃんか!!と羨望、嫉妬の炎に胸こがされてしまったからである。そのくらい、うまい。辻はとくに激似で、辻のチャームポイントをギュッと濃縮するとこうなる、という見本のようだ。ミニモニ。のオフィシャルアニメキャラのデザインはこの人にやらせりゃ良かったんじゃないかと思う(現行アニメのキャラデザは肝心かなめの加護ちゃんがキツネ目の女になっててイケてないのである。関係者の猛省をうながしたい)。
 本を開くと、オマケにシールが付いている。メロかわいいが、シールを使うと本がわびしくなるので使ってはいけない。はやまるなかれ、なんとカバーを取っても、そしてなんとまたカバー裏にも、ぬりえや漫画がチマチマ載っている細かさ。お見逃しなきよう。
 そして、本編。カラー口絵がたっぷり付いている。美麗である。
 お子様本にはお約束の、迷路やクロスワード、フローチャートテストなど載っている。オトナには用事が無いのが残念。
 4コマパートはソフトギャグで、ミカの浮世(=日本)ばなれした様子や、矢口のリーダーシップおよび辻加護のお子チャマパワーが遺憾なく発揮されている。辻の食いしんぼうと矢口の気苦労意外は、リアリティはあまりない。とにかくかわゆい4人がコロコロ元気に動き回っている、といった印象の本である。
 弱点は、あるとすれば辻加護の絵柄以外の部分の描き分けがイマイチなところか。現実でも混同されたり、いっしょくたにされやすい二人なのでムリもないが…。個人的には、加護の髪が黒髪ではなくトーン貼りなところも気に入らない。辻はツヤベタなのでおんなじにしてほしいのだ。『娘。物語』でも同じ扱いなので、おそらく「二人ともベタ髪だと画面重くなるから、一方トーン処理して」という要請でもあったのではないか。同じく漫画では黒髪のミカ(現実には赤茶系の髪)をトーンにすればよかったのでは?カラーでの辻が青い髪なのも、ちょっとね。まあでも、加護ちゃんはもっとふっくらして耳は耳たぶプックリのラヴリーな福耳で、切れ長の黒目がちな瞳が表現されてなくっちゃ!!ハァハァ…などと言うと、作者の狙いとは違う作品になってしまうので仕方ないんだろうな。そして、つんくは…なかったことになっている!?
 巻末掲載のストーリーものは荒唐無稽で、かわいいが4コマよりは面白くない。もともと掲載誌からして子供向けであるし、三十路を越えた人間が読むことは想定していないのであろう。
(02/10/03・PNU)
「とっても!ミニモニ。」
作画/こやまゆき、原案協力/永野ゆかり(小学館)

1巻は2001年8月25日初版発行、1,2巻発売中、以下続刊。
〈総評〉面白さ:★★★ 実話度:★★ 似顔絵度:★★ ミニモニ。メンバー参加度:★★★★★ 対象:小学生
    見所:本人たちのインタビューが載ってるコラム
        ミニモニ。プロデュース漫画
 さて、ミニモニ。ネタの漫画である。1巻のオビは「すごくかわいくて、たのしいまんが」
「ミニモニ。も大好きなのだぴょん!」「宇宙初!ミニモニ。まんが みんな読むのだぴょん!」
などの文字がおどっている。カラーページもたっぷりついて本体486円+税とはお得な本だ。
 漫画はミニモニ。結成から始まり、プロモの撮影やCD&TVの収録など事実から出発したのであるが、リアリティはだんだん遠のいていき、創作された話がほとんどの構成となっている。それでも、フィクション部分がすんなり読めるのはメンバー4人のキャラの把握がきちんと出来ているからであろう。これもやはり、明るくガンバるいい子ちゃん物語なのであるが(子供向け漫画の宿命か!?)セリフの言葉使いに無理が少なく、架空のお話であっても「ああ、矢口ならこんなこと言いそうだよなあ〜」なんて思える。
 不満は加護ちゃんの髪が白いこと。モノクロの紙面では、矢口よりキンパツに見えるぞー。4人以外につんくも出てくるが、見た目も若く少年のようなピュアな人物として描かれているのはご愛嬌。
 特筆すべきは作中のコラムで、メンバーのインタビューが載っているのである!その名も「イキナリわりこみミニモニ。コラム」。それも1巻は7本だったのが、2巻はなんと12本に増殖していて見逃せない。「(メンバー4人それぞれ)が生まれ変わったら…。」「辻ちゃんが、ミニモニ。のヒミツを大暴露!?」などの、一般の人から見ればたわいない、しかし、ミニモニ。ファンであれば知って得したような気になれる豆ちしきが詰まっているのだ!
 2巻にはさらに「ミニモニ。からのメッセージでごじゃいます。」として「とってもミニモニ。」を読んだミニモニ。の4人からの感想が寄せられていたりする!!漫画家って、いいな〜(血涙)。
 そして、「とってもミニモニ。」の最大の売りといえば、巻末の「ミニモニ。プロデュースまんが」であろう。このためだけだとしても、買う価値はある。一人一人の考えた話を、こやまゆき画で漫画にしているのだ!!うらやましすぎるぞ、漫画家。1巻では「夢」をテーマにしており、矢口のギャル志向や食いしん坊のの、女の子チックな加護ちゃんロマンと意外に現実路線のミカなど、メンバーの個性が味わえて興味深い。2巻のテーマは「大好きなもの」で、これも楽しい。TV番組ではボンヤリしていることが多く、アホの子扱いされがちな辻ちゃん作のお話が一番キレていて面白いのも驚き。巻末だけでも必読の漫画である。
(02/10/01・PNU)
「娘。物語」作/神崎裕、画/田中利花(講談社)
1巻は2001年11月6日初版発行、1〜3巻発売中、以下続刊。
〈総評〉面白さ:★★ 実話度:★★★ 似顔絵度:★★★★ 漫画的資料度:★★★★★ 対象:小〜中学生
    見所:娘。ぎっしり(13人!)満員電車のようだが、奇跡的に顔の区別がつくカバー絵
        初版限定特典・巻頭付録のモー娘。写真シール
 最も人口に膾炙しているモー娘。漫画。なにせ、副題が「モーニング娘。オフィシャルストーリー」なのであるからして、さぞかしオフィシャルな物語なのだろうと思わせる。似顔絵はそれほどソックリとも思わないが、13人全員誰が誰だかわかるという神業的作画はさすがオフィシャルと言わざるをえない。しかし、物語の内容はやはりいい子ちゃんがガンバる物語の域を出ていない。既刊すべて、
 アイドルなんだから、○×やらなきゃ!→私、やっぱりできない〜(グスングスン)
 ↓
 みんなでガンバろうよ!だって私たち、モーニング娘。じゃない(肯定)!!
 ↓
 できたァ!私たち、モーニング娘。だもんね!
…これが主役を変えてエンエンとリピートされるのである。ちなみに、
1巻の主役;加護ちゃん、辻ちゃん、石川、よっすぃー。
2巻;ゴマキ、やぐタン、保田、かおりん。
3巻;最初期メンバー5人、なぜか再びゴマキ、ようやくなっち、紺野。
 物語に関しては、実話を修正&修飾しているといった感じ。やぐタンのオールナイトニッポンでも言及された「ステ−ジ前のゴマキの緊張を辻加護がゆるめに行く、ちょっといい話」という全く架空のお話は3巻に収録されている。この種のフィクションは多々あるのだろうが、オーディションの様子や、実際の出来事、(例)「かおりんミニモニ。に入りたい!」などの本当にあった発言も描かれているため、マニアでない私にはエピソードの虚実の判断がつきかねる。しかし、1巻の脱退する中澤ねーさんに、某メンバーが「なんでやめちゃうの!!」と泣きながら抱きつく…というのはありそうにないよなア〜。つんくは漫画中では男らしく、かつて「ズルい女」を歌っていたとは思えぬくらいサワヤカないい青年に描かれている。本人読んだら照れるんじゃないか?
 私は既に2巻を前にして話に飽きがきてしまったのだが、なんとなく惰性で購入している。オマケの写真シール(オフィシャルにしては画質があまり良くないが…)が無ければ買っていないかもしれない。さすがオフィシャル、オビの読者プレゼント(1巻では絵と写真のダブルテレカ、2巻ではクッション、3巻ではグラスマグ・いずれも〆切済み)はこの手のコミックスでイチバン豪華である。
 いい子ストーリー以外にも、巻末にソフトな娘。ギャグ(2巻には無し)と、資料集が掲載されている。資料集というのは、
1巻は「モーニング娘。パーソナル・データファイル」、2巻は作中に出てくる歌詞4曲(手抜き?)
3巻は「モーニング娘。年表」であって、モー娘。のファンなら誰でも知っていることばかりでつまらんのだが、初心者向けの親切なのであろうか?ここでしか読めない!みたいなヒミツをもっと公開してほしいものだ。
 物語にしても、せっかくオフィシャルなのだからフィクションではなく、娘。たちが「ええ〜っこれだけは描かないで〜!!」なんて言いそうなくらい実話をガンガンやっていただきたい。いい子がいいことをして、ああ良かったね。なんてお話はもう読み飽きた。なっちとかおりんのケンカとか、噂されているが不明瞭な舞台の裏側を読ませてくれる作品はどこかにないだろうか?
(02/10/01・PNU)
別冊JUNON「Girls-up!」(主婦と生活社)
 別冊JUNON『Girls-up!』を購入。なぜなら、モーニング娘。が特集されているからである。いままでのJUNONに載ってた記事の総集編なんだけど、毎月JUNON買ってなかった身には、まとめて読めてありがたい。ナカミはシックななっち、着物な圭ちゃん、ガーリィな梨華っち、ボーィッシュなゴマキちゃん、やんちゃな真里っぺに、ボクサーなよっすぃー、ポエットなかおりん等、見所たくさん。
 特に、ハートレースのエプロンでケーキ作るののと、コスプレ一人祭のあいぼんがオススメ!ところで、19p下段の写真、ののの横にいるのは保田かと思ったが、ちがうんだね…。
(02/05/25・PNU)
辻希美・加護亜依写真集「辻加護」(ワニブックス)
 ついについに、モー娘。「辻加護」写真集入手しましたよ!!
ピンクとブルーのハート柄お洋服の二人、天使な二人、ボンドカーならぬパンダカーに乗る二人、ワールドカップ協賛着ぐるみの二人、ウェイトレス、おねま、ジャージ、制服。なんと、ハズレ写真が皆無ではないか!う〜ん、なまらめんこい!
今までの写真集でベストな出来かも。テキトーやっつけ仕事ではなく、ちゃんと彼女らの魅力を理解したヒトが作ってると見た!加護ちゃんスキスキ星人の私としては、加護ちゃんオンリー写真集が欲しいところだったけど、寿司のネタとシャリのごとく、二人が組んだことにより、キュートパワー倍増の一冊となっているのです。ああ〜可愛い!!
 でも、辻、加護ひとりずつの写真集も欲しいかナー…「辻加護part2・ぼんのの」でもいいよ!
(02/05/23・PNU)


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