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2003年10月30日

 富士ニュースにて、富士市天間に静岡県東部初となる総合リハビリテーション施設「いきいきリハビリテーション病院」が2004年6月にオープンすることを知りました。
 開設するのは「田中クリニック」を運営している医療法人社団 紫苑会で、関連法人である社会福祉法人 博美会が高齢者福祉施設「ケアハウス富士の里」をクリニック西側に開いています。富士の里はオープン当初、うららNO.3で紹介(うららホームページtop[場所])させていただきましたが、近隣の方々を招いてジャズやクラシックのコンサートを催したり、地区内にある小規模授産所の製品を施設内で販売したり…と、地域に密着したさりげなく、あたたかい福祉の姿勢に好感をもっていました。それだけに『どんな施設になるのだろう』という期待がふくらみました。


新しい施設では、一番いい場所に
「交流ホール」を…。
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準備室はケアハウス富士の里
内に。

そんな折…

 うれしい風の便りが届きました。いきいきリハビリテーション病院の準備室長をやっているのが渡邉哲也さんだというのです。
 渡邉さんはうららNO.2から応援いただいている、ありがた〜いうららのよき理解者です。ある法人を辞めてしばらく連絡が途絶えていましたが、さっそく電話をして伺うことに。そして「どんな施設になっていくのか、できあがっていく段階を追っていきたい」という話をすると、「いいねえ、いっしょにやっていこうよ」と快く応じてくださいました。
  「12月に、障害をもつ子どものお母さんたちと話し合いをもつことになっているんだけど、いっしょに聞いてみる?」
  「もちろん、行きます!」

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2003年12月2日

 話し合いは富士養護学校の一室で行われました。集まったのは、重度の障害をもつ子ども(おもに重症心身障害児、肢体不自由児)の親の会『はなみずき』の会員のみなさんを中心に30人近くも…。その期待の高さが伺えました。
 まず病院側から、「リハビリという分野は裾が広く、奥が深い。それだけに私たちは市民参加型の病院をつくっていきたいと考えています。ノーマライゼーションを基本理念に、地域医療を担っていく第一歩としてみなさんのニーズを伺い、ステップを踏みながら理想に近づけていきたいと思っています。それはオープンまでにというのではなく、オープンしてからも利用者の方と一緒にステップアップしていくことになるでしょう」と、柔軟な体制であることが話されました。

 続いて、お母さんたちの厳しい現状とともに切実な質問が交わされました。

Q:地元でリハビリが受けられないのは家族の負担が大きいので、近くに施設ができるのはあ りがたいが、診療時間は?
A:休みは日曜日のみで、土曜日が半日です。午後は2時〜ですが、学校が終わってそのまま 来れる1時すぎ〜という要望もありますので、検討してみます。

Q:どのように指導や訓練が行われるのですか?
A:まず外来で、医師が診ます。その結果を基に医師のみの判断ではなく、理学療法士・作業 療法士等がチームを組んで最適な方法を選択し、チーム全体で支えていきます。

Q:先生を変えるのは覚悟がいる。様子を見てと思うが、2ヵ所に掛かることに対しては? A:セカンドオピニオンといわれるように、複数の方に診ていただく方が安心だと思います。 逆にそうしていただいた方がいいかもしれません。

Q:提出書類や薬をもらうために、数ヵ所を回らなければならない状況がある。一緒にできた らと思うが、例えば脳波は診断してもらえるのか?
A:田中クリニックでできますね。

Q:救急の場合は?
A:やはり田中クリニックで対応します。ただ、専門病棟ではないので入院はむずかしいと思 います。

Q:19歳になる子。効果を期待しているわけではなく、やめてしまうのが不安で通っている が、通わなくていいと言われることは?
A:維持期のリハビリも大切です。要望があればそれに応えるのが私たちの使命だと考えてい ます。

Q:やっぱり経験豊かな方を望みたい。私たちにとって障害をもつ子どもの経験者であるかは 重要。ぜひ、こういう子どもたちだということを見てほしい。
A:そうですね。次は専門職のスタッフも連れてきます。

 こうしたやりとりの中で、準備室としてはできる限り要望に応えていくことを決意し、さらに、民間の一病院では抱えきれないことがあることも明確となりました。これからの課題は大きく2つです。
@どれだけいいスタッフを揃えられるか
Aどう行政とタイアップしていくか

 話し合いが終わって、18歳の重度の障害をもつ子どもたちの教室を訪ねました。給食のメニューは同じでも、作り方は一人一人ちがっていました。リハビリもこれといっしょなんだなあ…と実感。今日はほんとうに来てよかった。ありがとうございました。

2003年12月26日

 準備室の渡邉さん、電話の向こうから「いいスタッフが入ることになったよ。来年になったら休めなくなりそうだから、お正月はゆっくりさせてもらうよ」と。
 来年もよろしくお願いします。

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