富士山麓にヨウム啼く 番外編 アキレス腱断裂記17 再断裂後8〜9週間経過リハビリ再開(術後100〜113日) 8 Jan.2002


IEをお使いの方は文字サイズ75%を推奨いたします

  
           
2001年12月16〜21日(日〜金)100〜105日目  再断裂57〜62日目

年末_忙しくなってきた

●少し風邪気味で寝たり起きたりが続いた。でも外出をほとんどしないので、風邪も悪くなりようがないらしく、
早めに布団から出ることができた。
年末になり、Sは学期末のテスト採点や成績処理、職場の忘年会などで家を空けることが多く非常に多忙だった。
反面私はひとりで夕食も簡単に済ませてのんびり本を読んだりビデオを見たりする時間があった…と言いたかったのだが、
私もなぜか忙しくなってしまった。
だが、オーブンレンジを買い替えたりトースターを新しく買ったり、トースターを置くための小さなラックをかったり、
オーブンレンジの付属品を通販で取り寄せたりとなかなか台所仕事がはかどりそうで楽しい忙しさもたくさんあった。

足首の様子

●足は爪先が下に向くような形で固まってしまい、足首を動かすことがほとんどできなくなる。
これではリハビリにとても時間がかかるのではないかと心配になる。


2001年12月22日(土)106日目  再断裂63日目 リハビリ1回目

リハビリ再開

●診察を受けに病院に行く。爪先が下を向いたままの形で足首が固まってしまっているので、先生に何と言われるか
とても心配だったが、左足のアキレス腱は前回の診察時よりも太くしっかりしていて、右足よりも太いよと言われる。
いつも「よかったね」「頑張ってね」と声を掛けてくれる先生なのだが、この日は本当に心から言ってくれているような
感じだった。年末に頑張ってリハビリに毎日通ってきなさいと言いながら、先生が何かカルテに書き付けていた。

●私がリハビリテーションセンターに入った後、私のカルテも回ってきた。
リハビリの先生に「また今日からよろしくお願いします」と挨拶をして、和やかにしていたところでカルテが来たのだった。
リハビリの先生が目を通してひとこと…「なにぃ?!」
何かまずいことが書いてあるのかと一瞬心配になったのだが、どうやらカルテに(体重の50%を左足に荷重できるように)
のようなことが書いてあったらしい。「うわー いきなり50パー(パーセント?)だなぁ(焦)」と言う。
それでリハビリの先生から治療の方針をすぐこの後で聞くことになった。
1週間毎日リハビリに通い、リハビリセンターでは主にホットパックで左足を温めた後マッサージで腱伸ばしをするので、
『自主練』で松葉杖で歩行訓練をしたりこれから教える運動を家でやっておいてほしいとのことだった。
懐かしい言葉の『自主練』は、部活動や学校だけではない用語なのだった。

●指示された自主練の内容は次の通り
1 足首をとにかくよく動かす

2 松葉杖で両足で歩く練習をする。傷めている左足は、かかとから着地すること。
 
3 松葉杖で両足で立ち、両足に均等に体重をかける。50%ずつ体重をかけるつもりで。
  慣れたら松葉杖を外して、両足に均等に体重をかけて立つ練習をする。自分でやってみて、
    姿勢が悪いとまっすぐ立てないのがわかった。背中を真直ぐにして、顔を真直ぐ前を見るように
    してみると松葉杖なしで両足で立てる。
   
4 家の中で固定がしっかりしてある家具の引き出しなどを利用して腱伸ばしのスクワットをする。
    やり方は、足を少し開いて引き出しに正対し、両手で引き出しを握りながら静かにゆっくり
    膝をまげて腰を落としていく。これは初日は足首がまだ柔軟性に乏しいので、
    非常にアキレス腱の辺りが痛くて、1度もまともにスクワットの格好ができなかった。
    足首の角度が重要である。
   
●自主練の内容を教えてもらってから、ホットパックで20分ほど足を温めて、それから左足のふくらはぎから足の裏まで
マッサージをしてもらう。マッサージの最後に、先生が仰向けに寝ている私の足首を持ち、自分のお腹に
私の足の裏をつけるような形にした。
最初は足の裏をべったり先生のお腹につけて、アキレス腱を手で触りながら先生が前屈みになっているようだった。
こうすると私のアキレス腱がぐっと伸びるのだ。いろいろ力の加減を変えて何度もやっていた。
最後はかかとだけをお腹につける形で、アキレス腱を触りながら片方の手で足指をぐっと反り返らせるのだ。
これが痛いの何の…思わず顔が歪んでしまうのだった。リハビリの再開を祝して、Sと外食し、映画を見てから帰宅した。



2001年12月23〜24日(日〜月)107〜108日目  再断裂64〜65日目

閑話休題_リハビリ中休み

●23日。風邪をひいたらしく、せっかく教えてもらった自宅でのリハビリメニューがこなせない。
1日早いクリスマスケーキを食べてクリスマスとリハビリ再開をを祝う。

●24日。年賀状作りが佳境に入る。年賀状のデザインが決まる間、私たちは毎年ちょっとしたコンフリクト状態になる。
この日も当然そうなった(笑)
そしてやっとデザインが決まり、印刷を始める。
元旦配達のために、クリスマスまでに投函を目標にしていたけれど、もうすでにその目標は果たすことができないのだった。

●作業が一段落して、1年前は何をしていたか…という話になった。
去年の今日_去年のクリスマスイブは、満員の映画館で『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を見てしまい、
船酔いのようになり、楽しみにしていた鮨も食べられず、私は帰りの車中、延々この映画への恨みつらみを
語っていたのだった(笑)
今年は誕生日もクリスマスも(多分、来年の2月いっぱいくらいまで?)家で季節感無視のジャージを着て
ハイハイして普段の日と変わらず過ごせているのが嬉しいよ…などと話していたのだった。


2001年12月25日(火)109日目  再断裂66日目  リハビリ2回目

リハビリ2回目

●リハビリ2回目。リハビリに出かける前に、台所の流し台のところでスクワットしようとしたが、
足首が硬くてうまく腰が落とせない。足首を動かすのを何度もやってから出かける。
この日はリハビリセンターが非常に混み合っていた。
ざっと見回すと、私と同じくらいの年齢の男性が2人。もうこの2人は松葉杖もなしで歩ける人たちだった。
そして他の人たちはみんなお年寄り。私なんかより遥かにリハビリが進んでいる人たちばかりで、
見ていると一番遅れているのは私だと分かった。
この日はホットパック20分の後、足のマッサージと腱伸ばしをしてもらって帰宅する。

●腱伸ばしの最後は本当に痛くて涙がでそうになる。
だが、施療が終わって車に乗り込んだ後あたりからアキレス腱の痛みが減って、足首が動かしやすくなるのだった。
爪先を下に向けたままにしておくと、また足首が固まってきて痛くなってきてしまうので、
できるだけしょっちゅう足首を動かすようにしておいた。夜寝るまでアキレス腱の痛みは前日と比べて減っていた。


2001年12月26日(水)110日目  再断裂67日目  リハビリ3回目

感動のリハビリ3回目!!

●リハビリ3回目。ホットパックの後、マッサージと腱伸ばし。この腱伸ばしが思わず声が出るほど痛いのだった。
足指を思いきり反り返らせるので、小さな声でイテテテ…と言ってしまった。
初日よりも2日目、2日目よりも3日目が腱伸ばしはハードになるのだった。
痛かった腱伸ばしがやっと終わった後、足首を動かしたら痛みがまったくなくなっていた。
足首が自由に動き、アキレス腱がまったく痛くないことに気付く。
アキレス腱がまったく違和感も痛みもないなんて、怪我をした9月9日以来のこと。
約3ヶ月半はずっと痛かったのに、突然何の痛みもなくなってしまったのだった。
嬉しくて足首を動かす勢いも増すというものだ。
自分で松葉杖をついて両足で歩いてリハビリテーションセンターから病院の受け付けまで行く。
そして車に乗り込んでからも足首を動かし続けていた。
この日は大きな進歩だと、満足感でいっぱいだった。
満足感というよりも、感動して泣いてしまうのではないかと思っていた瞬間だったのだが、
意外というかいつもと同じというか、嬉しくて顔がにやけににやけるのだった。
きっと嬉しくて凄い顔で笑っていたんだろうなぁ…と思う。
ただし、まだ松葉杖で両足で歩く時はかかとが痛くて、足首の柔軟さもやや欠けるようだ。


2001年12月27日(木)111日目  再断裂68日目  リハビリ4回目

なぜかライバル

●26日のリハビリで足が痛くなくなったのがとても嬉しくて、簡単な料理を1品作ってSの実家に出かける。
遠方に住む義姉が26日の夜にこちらに里帰りしたので、会いに行ったのだった。
2回アキレス腱断裂したことは連絡がいって知っていたようだったので、元気な姿を見せに行ったのだった。
車椅子や松葉杖で仰々しく出かけたので、最初は非常に驚いて心配していたようだったけれど、
順調にリハビリの成果が上がっていると分かって安心したようだった。
私が階段を這い上がる姿を見てコモドドラゴンを思い出したようだった(笑)

●リハビリ4回目。ホットパックで足を20分ほど温めてもらうと、足首が柔らかくなるので、
夜寝る時に電気アンカを入れて足を温めて寝てみている。
この日は前日のリハビリで足が全く痛くなくなった翌日だったからか、朝起きてみたら足が軽くて痛みが全くなかった。
しかし、スクワットは見事に1回もできない。
足首の痛みはなくなっているものの、足首の柔軟さがなくなっているようだった。
年賀状を印刷しながら足首を回したりストレッチをしてリハビリに出かける時間を待つ。

●まだSは仕事が終わらないので、午後にリハビリに行く。行きは車椅子に乗ってセンター入りする。
と言うのも、足首が硬くて松葉杖でも両足で歩くのが怖いからなのだった。
帰りは腱伸ばしの後なので足首がよく動き、松葉杖で両足で歩いて帰ることができる。

●午後は入院患者さんが多くリハビリセンターに下りてきているので、リハビリはとても混み合っていた。
お年寄りがほとんどなのだが、その中に歩行器を使って歩けるように訓練しているおばあさんがいた。
Sが言うには、私とおばあさんは「どっこいどっこい」の歩きぶりなので、おばあさんに負けるなよ…とのことだった。
私もおばあさんもホットパックとマッサージの後で平行棒で歩行訓練をしているのだった。
先生によると、おばあさんの名前は松さんというそうだ。
この日から、松さんが密かに私のライバルになったのだった。
ライバルと言っても、ちっとも張り合ったりしないのだけれど(笑)

●マッサージと腱伸ばしをしてもらい、痛みが消えているのだけれど、まだ松葉杖で歩くのさえも
おぼつかないのはどうしてなんだろう?


2001年12月28日(金)112日目  再断裂69日目  リハビリ5回目

●リハビリ5回目。いつもの先生がお休みだそうで、別の先生にマッサージと腱伸ばしをしてもらう。
先生によって、やはり方法が少しずつ違っていて面白い。この日も松さんと私はどっこいどっこいのeven。


2001年12月29日(土)113日目  再断裂70日目  リハビリ6回目


思うようにいかない自主訓練

●リハビリ6回目。やっと午前中にリハビリに出かけることができた。
この日が年内最後のリハビリの日だった。
リハビリの後、1月3日まではセンターが休みなので、家で自主訓練するという宿題をもらう。
リハビリの宿題は学校の勉強の宿題よりも簡単なのだが、いかんせん多忙だったり家の中がカーペット敷き
だったりで思うようにできないものなのだった。
生活の中で伝い歩きや松葉杖で歩くようにすればいいから_と言われたのだけれど、
ほとんどそれができないのだった。
家事をするために家の中を這い回る姿を見たら、リハビリの先生は何と言うだろうか…。


home e-mail

17 再断裂後のリハビリ再開
1手術 2入院1 3入院2 4退院 5抜糸
6鳥に好かれる 7ギプスが外れる    8足首周りに筋肉出現   9松葉杖で歩行訓練   10再断裂       
11再断裂・ギプスで固定   12ギプス巻き直し 13再断裂3週間経過 14再断裂4週間経過 15再断裂5週間経過
16再断裂後のギプスが外れる 17リハビリ再開 18松葉杖1本で歩行訓練 19自主トレの日々 20歩行訓練
21松葉杖を返却する