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送辞

卒業生の皆さま、ご卒業おめでとうございます。新たに社会人の一員となり、あるいは進学し、それぞれが新しい人生に羽ばたこうとされている今、皆さまの心中には、いろいろな希望と期待が、満ちあふれていることと思います。中国の詩人、孟浩然の詩「春眠暁を覚えず、処々啼鳥を聞く、夜来風雨の声、花落つること多少を知らんや」を思わせる、光のどけき今日この日に、高校生活三年間を、無事修了されますことを、在校生一同、心よりお祝い申し上げます。

 この厳粛な式典に臨むにあたり、皆さまの胸中には、高校三年間、あの場この場での、さまざまな思い出が、つい昨日の事のように湧きおこり、改めて感動されていることと思います。そして私たちもまた、皆さまと同様、共に過ごしてきた素晴らしい日々を、今思い出しております。

 南稜祭における、ビッグアート、3オン3、有志バンドの活躍、吉商名店街の盛況や、体育の部における大活躍は、今なお、鮮やかに私たちの記憶に残っています。全校生徒が一丸となり、燃えに燃えた野球応援、我々後輩に一度もトップの座を渡さなかった漢字テストなど、皆さまの意気込みにいつも圧倒されながら、私たちは導かれてきました。また部活動、生徒会活動など、どれをとってみても、皆さまの残された、立派な業績は、私たち在校生の心に、新たな意欲を奮い立たせてくださいました。これからも私たちは、皆さまが築かれた素晴らしい業績を心から讃え、吉原商業高校の歴史を、創ってゆく覚悟です。

 皆さまは、自然の脅威、社会の不安、経済の低迷、といった暗い世相の中、二十一世紀という新たな時代にむけて、道を切り拓いて行かねばなりません。その人生には、幾多の難問や、分岐点が待ち受けていることと思います。しかし、高校生活三年間で培ってこられた、強い心で、それらを克服してゆくことを信じています。そして、限りない未来への夢を胸に、一歩一歩前進してください。どうかこの学舎を去られても時には母校を訪れ、お元気な姿を見せ、今までのように良き先輩として、人生のあり方を助言、示唆してくださるようお願い致します。

 最後に皆さま方のご健康とご多幸を心からお祈りして送別の言葉とさせて頂きます。

平成八年三月一日

                      Y商業高等学校

                       在校生代表 生徒会長 某


送辞

 卒業生の皆さま、ご卒業おめでとうございます。新緑が芽生えようとしているこの早春の澄んだ青空のもと、高校生活三年間を無事終了されますことを、在校生一同心からお祝い申し上げます。

 今新たに社会の一員として、もしくはさらに上級の学校へ進学し、この吉原商業高等学校からはばたこうとされる皆様の心中には、多くの期待と希望で胸が高鳴っていることと思います。この高校生活最後の朝、皆さまの胸中には、三年間の一つ一つの思い出がつい昨日のようによみがえり、今、改めて感動されていることと思います。また私たちも皆さまと同じように、共に過ごした楽しく素晴らしき日々が鮮明に思い出されてやみません。 南稜祭では、クラス一丸となったHR展や、盛り上がった各文化部のステージ発表、中でも一クラス一文字のビッグアートは、ベランダに揃って並べられたのを見た時の感動は、言葉では言い尽くせないほどでした。また、体育の部においての先輩方の大活躍は今でも目の前に浮かんできます。

 そして、野球応援では、全校生徒を先輩方が一つにまとめ上げて下さいました。あの時全校生徒で歌った校歌の感銘は、今でも深く残っております。

 部活動や、生徒会活動なども先輩方の指導や、助言により、素晴らしく価値のある物にできたと思います。

 先輩の残された、多くの立派な業績は、私たち在校生の胸に深く刻みこまれています。これからも、先輩方がつくり上げた素晴らしい業績と、この吉原商業高校の多くの歴史と伝統を見習い、新たな一ページを書き加え、後輩たちへ伝えていくつもりです。

 どうかこの学舎を去られても、時には、母校を訪れ、高校生活を思い起こして下さい。 そして、私たちに元気な姿をお見せ下さい。

 最後に皆様方のご健康とご多幸を心よりお祈りして、送別の言葉とさせて頂きます。

平成九年三月

                      Y商業高等学校

                      在校生代表 生徒会 某


答辞

 早春の候、私たち三一八個の夢風船は、今日いよいよこの富士市立吉原商業高等学校から社会という大海原へ、出発します。こうして、皆様に見守られて卒業できる喜びを今、体いっぱいに感じています。

この吉原商業高等学校は、私たちに数え切れないほどの多くの物を与えてくださいました。決して勉学の力だけではありません。高校時代というエネルギッシュな時にしかない、ガッツや協力、愛や友情などの大切さを教えていただきました。

 私の場合は、生徒会活動やボランティア活動で学んだことが、一生忘れることのできない大きな財産となりました。

 生徒会活動では、何か自分たちからアクションを起こしたいと考え、さまざまな新しい企画に取り組みました。特に印象に残っている活動として、タイ国支援物資活動があげられます。この時には楽器、衣料、文房具など多くの物資が生徒の皆さんから寄せられ、私は、皆さんの善意を直接タイの子供たちに手渡しにバンコクへ赴きました。言葉はわかりませんでしたが、子供たちの喜ぶ姿は、今でも心に残っています。皆さんの善意は国内だけでなく、海外にまで伝わっていったのです。

 ほんの少しの愛も協力によって、すばらしい宝物に変わることを目の前にしました。私たちは学校の一員であるだけでなく、地球市民であることを実感できました。二十一世紀は地球市民として、世界の仲間が手をつなぎ、平和へと歩みを進めていかなければなりません。

 また私は、生徒会活動と同様に、ボランティア活動を通して多くの物を学びました。

 昨年、盲目のシンガーソングライターである堀内佳さんのコンサートのボランティアをしました。ところが前日からの風邪でのどを痛めた堀内さんは、歌はほとんど歌えず話のみという寂しい内容にせざるをえませんでした。しかし私がすごいと思ったのは、堀内さんが、「声がもどりましたら、絶対にもう一度コンサートを開き、今回のお客さんを招待いたします。」と言ってのけたことでした。それから一年後、もうそんなできごとさえ忘れていたある時、「声がもどったので、約束通りにコンサートを開きます。」と連絡があったのです。私は、身震いが止まらない思いがいたしました。そして約束の二度目のコンサートが始まりました。

 私は、堀内さんから逆境における強さを教えられたように思います。また、同時に、この時、強さと美しさと感動と勇気をくれた堀内さんとの出会いに感謝しました。ボランティア活動を通して教えられた物は、お金などではかえられない、私にとって大切なものでした。

 これから私たちは、社会へ歩きだそうとしています。数多くの出会いがあり、さまざまなドラマも待っていることでしょう。悲しみや困難を感じる逆境の時こそ、自分の可能性に挑戦していきたいと思います。自分の目標や夢がかみ合わない時があっても、正面からぶつかり、解決を見いだす努力をしたいと思います。 

 ご来賓の方々、先生方、保護者の皆さま、在校生の皆さん、私たちの自信あふれる姿を見てください。新たな出発点を目の前に、胸をはずませ、夢の翼で力強く羽ばたいて見せます。

 皆様のご健康とご活躍を心からお祈り申し上げまして、つたない言葉ではありますが、答辞といたします。

 平成十年三月二日

Y商業高等学校

卒業生代表 生徒会長 某